1. ホーム
  2. ニュースリリース一覧
  3. アサヒグループ大山崎山荘美術館 開館30周年記念

アサヒグループ大山崎山荘美術館 開館30周年記念

2026年3月20日から企画展、4月18日から講演会を順次開催

2025.11.14

プロモーション

アサヒグループジャパン株式会社(本社 東京、社長 濱田賢司)が所有する「アサヒグループ大山崎山荘美術館」(所在地 京都府、館長 大西隆宏)は、2026年4月に開館30周年を迎えることを記念し、2026年3月20日から開館30周年記念企画展を順次開催します。さらに4月18日から5回にわたり記念講演会を開催し、さまざまな分野の方を招いて、当館の魅力を語っていただきます。開館30周年のコンセプトには「訪れるたび、心がうごく」を掲げ、何度来館しても新たな発見がある美術館でありつづけたいという願いを込め、一年を通してさまざまな取り組みを推進していきます。

開館30周年記念企画展 概要

展覧会名 「没後100年クロード・モネ」
会期 2026年3月20日(金・祝)~2027年4月11日(日)
概要 建築家の安藤忠雄氏が設計した展示室「地中の宝石箱」(地中館)にて、コレクションの軸のひとつであるクロード・モネ作品を通年で展示。《睡蓮》5点、《日本風太鼓橋》ほか3点の所蔵作品8点をすべて公開するのは、10年ぶりとなる。
クロード・モネ《睡蓮》1914-17年 当館蔵
クロード・モネ《睡蓮》1914-17年 当館蔵
展覧会名 山本爲三郎・河井寬次郎没後60年記念「共鳴 河井寬次郎×濱田庄司 ー山本爲三郎コレクションより」
会期 2026年3月20日(金・祝)~2026年9月6日(日)
概要 当館の所蔵する山本爲三郎コレクションは、民藝運動の中心的人物であった陶芸家 河井寬次郎と濱田庄司の作品を中心に構成される。学生時代に出会い、その後も生涯を通じて深い親交によって結ばれたふたりの人生と作品の変遷をたどる。
河井寬次郎 《筒描花喰鳥文額皿》 1952年頃 当館蔵
河井寬次郎《筒描花喰鳥文額皿》1952年頃 当館蔵
濱田庄司 《緑鉄釉掛分流描大鉢》 1960-70年代 当館蔵
濱田庄司《緑鉄釉掛分流描大鉢》1960-70年代 当館蔵
展覧会名 「ジョルジュ・ルオー」(仮称)
会期 2026年9月19日(土)~2026年12月6日(日)
概要 パナソニック汐留美術館が所蔵するルオー・コレクション約40点とともに、当館所蔵のルオー作品を展示。キリストの肖像や道化師など、聖俗の両面を主題にした作品群から、ルオーがそれぞれに込めた聖性を浮き彫りにする。
ジョルジュ・ルオー《聖書の風景》1956年 当館蔵
ジョルジュ・ルオー《聖書の風景》1956年 当館蔵
展覧会名 「萩尾望都展 ー欧州への憧憬」(仮称)
会期 2026年12月19日(土)~2027年4月11日(日)
概要 日本を代表する漫画家・萩尾望都氏の貴重な原画の数々を、欧州をテーマに展覧する。
イギリスのチューダーゴシック様式が建築の特徴である洋館・大山崎山荘(本館)をもつ当館で、萩尾氏の描く作品世界の魅力に迫る。
「ポーの一族」©萩尾望都/小学館
「ポーの一族」©萩尾望都/小学館

開館30周年記念講演会 概要(全5回)

講師 日時 テーマ
内容 建築家
安藤忠雄氏
4月18日(土)
13:00~14:30
可能性を求めて
~大山崎山荘美術館の30年~
咲くやこの花館元館長
久山敦氏
6月6日(土)
13:00~14:30
園芸家モネとその背景
日本民藝館館長 プロダクトデザイナー
深澤直人氏
6月13日(土)
13:00~14:30
山本爲三郎コレクションと日本民藝館
大原美術館館長 美術史学者 東京大学名誉教授
三浦篤氏
10月17日(土)
13:00~14:30
日本におけるクロード・モネ(仮)
作家
原田マハ氏
11月8日(日)
13:00~14:30
美の宝石箱 開館30周年
大山崎山荘美術館の魅力
会場 リーガロイヤルホテル京都 (京都府京都市下京区松明町1番地) 宴会場「春秋」

※詳細は12月中旬開設予定の特設ウェブサイトにて公開予定

アサヒグループ大山崎山荘美術館は、アサヒグループ保有資産として、貴重な建築物と美しい庭園を後世に遺すとともに、個性をいかした企画展示や、地域と連携した教育普及活動などに一層力を入れ、多様な文化と人々をつなぐ架け橋として、多くの人に愛される開かれた美術館を目指します。

アサヒグループ大山崎山荘美術館 館長 大西隆宏コメント

 

アサヒグループ大山崎山荘美術館は、2026年に開館30周年を迎えます。
お客さまをはじめ、関係先の皆さまの支えのもと、京都・大山崎の豊かな自然と多彩な美術作品とともに歩みを重ねてきました。当館は、大正・昭和の面影を残す山荘と現代建築が調和した空間にあります。四季折々の風景と展示が重なり合い、訪れるたびに新たな表情を見せてくれます。
30周年のテーマは「訪れるたび、心がうごく」。変わるものと、変わらないもの。自然も、作品も、人の心も、この場所で静かに時を刻んでいます。これまでの30年を振り返るとともに、未来へとつながる想いを共有する場として、開館30周年記念事業を開催します。

開館30周年記念ロゴ

開館30周年記念ロゴ

【参考】アサヒグループ大山崎山荘美術館について

1996年4月開館。約5500坪の庭園の中、英国風山荘である本館「大山崎山荘」と、建築家 安藤忠雄氏設計の「地中の宝石箱」(地中館)、「夢の箱」(山手館)、その他の建物から構成されています。2004年には本館を含めた6つの建物が国の有形文化財として登録されました。所蔵品の中核を成すのは、クロード・モネ《睡蓮》をはじめとする西洋近代絵画と、開館に際して寄贈された朝日麦酒株式会社(現アサヒグループホールディングス株式会社)初代社長・山本爲三郎による民藝運動ゆかりのコレクションです。