2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の取り組み
2025.03.12
アサヒグループジャパン株式会社
アサヒグループジャパン株式会社(本社 東京、社長 濱田賢司)は、4月13日から10月13日の期間に開催される2025年日本国際博覧会(以下、大阪・関西万博) への協賛参画で、“あなたと地球に、らしさ、おいしさ、あたらしさ。”をコンセプトに、自然の恵みを通じて、すべての人と地球の未来を育み、新しいおいしさと楽しい感動体験をお届けすることに挑戦します。
「静けさの森インスタレーション」
『未来社会ショーケース事業出展』の一つである「アート万博」は、“Saving Lives(いのちを救う)”“Connecting Lives(いのちをつなぐ)”“Empowering Lives(いのちに力を与える)”の3つのサブテーマを会場内で表現します。会場中央部「静けさの森」で行う「静けさの森インスタレーション」にゴールドパートナーとして参画します。
アサヒグループは1941年から80年以上にわたり、広島県で社有林『アサヒの森』を運営しており、豊かな自然を次世代に引き継ぐため、森を守り続ける活動を展開しています。「Forests for the future~未来につながる森~」をコンセプトに、『アサヒの森』の理念との共鳴の場である「静けさの森」を舞台とした世界のトップアーティストが手掛けるアート体験を通じて、来場者自らが未来を想うシーンを創出し、生活者のウェルビーイングの体験の場を表現します。
※公益社団法人2025年日本国際博覧会協会
3月6日プレスリリース「2025年日本国際博覧会会場の「静けさの森」が完成!」
https://www.expo2025.or.jp/news/news-20250306-04/

仮想空間の大阪・関西万博の世界に入り込み、実際の建物などが再現されたパビリオンやイベント施設を楽しめる「バーチャル万博」では、オリジナルコンテンツである『バーチャル アサヒの森』を展開します。メタバース空間上の『アサヒの森』を舞台に、ゲームや森の管理者とのコミュニケーションを通して、森林保全活動の大切さや自分たちの生活にどのように関係するのかを考え、最後は体験を振り返りながら乾杯を楽しめます。
「大阪ヘルスケアパビリオン」

大阪府・大阪市・2025年日本国際博覧会大阪パビリオン推進委員会・公益社団法人2025年日本国際博覧会大阪パビリオンが出展する「大阪ヘルスケアパビリオン」のプレミアムパートナーとして参画し、「地域共創(アップサイクル)」「つながる」「多様性」をテーマに取り組みます。アサヒグループでサステナビリティ事業を展開するアサヒユウアスがプロデュースし、まだ食べられるのに使われていない大阪の食材や大阪産(もん)※1の農産物の規格外品をアップサイクルしたクラフトビール※2を、大阪ヘルスケアパビリオン屋外のリボーンテラス内のキッチンカー「SMILE ALE」で販売します。コッペパンをアップサイクルしたクラフトビール※2を通期で、大阪産(もん) ※1の温州みかん、にんじん、えびいも(親芋)、デラウェアなどの農産物の規格外品をアップサイクルしたクラフトビール※2を順次、期間限定で販売します。「リボーンテラス」では国内外、老若男女といった多様な人たちを“カンパイ”でつなげる企画『KANPAI SMILE BATON(カンパイ スマイル バトン)』を毎日実施します(天候不順日は除く)。
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※1:
大阪府内で生産された農林水産物とそれらを使った加工品
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※2:
酒税法上は発泡酒
催事イベント

未来を担う大阪府内の小・中学生を対象に「森の保全に欠かせない間伐や生物多様性について学ぶ座学」「アサヒの森の間伐材を使った、木のぬくもりを感じる楽器づくり」の出前授業を実施し、森を守ることの大切さを学んでいただきます。出前授業の受講生には8月3日に万博会場内のEXPOホールシャインハットで実施する「万博こども音楽会」に出演いただき、大阪・関西万博が心に刻み込まれる機会を提供します。
アサヒ飲料・アサヒバイオサイクルの取り組み
アサヒ飲料が展開する、協力会社の製品製造時に発生する副産物由来のCO2吸収材を自動販売機の庫内に搭載した『CO2を食べる自販機』を万博会場内や周辺施設に設置します。アサヒグループでは「気候変動への対応」でCO2排出量削減の中長期目標「アサヒカーボンゼロ」を設定し、2040年までにバリューチェーン全体でCO2排出量をネットゼロとすることを目指しています。『CO2を食べる自販機』は大気中のCO2の吸収を可能とした自動販売機で、吸収したCO2をコンクリートやアスファルト、タイルなどの工業原料に活用することで、脱炭素社会の実現に貢献する取り組みを推進しています。
アサヒグループホールディングス傘下のアサヒバイオサイクルが販売する「ビール酵母細胞壁由来の農業資材」が、大阪・関西万博会場の中心部の「大屋根リング」上の植栽管理に使用されます。本資材は農作物の生産性や芝の生育状況を向上させるなど、様々な有益な効果が報告され、農業分野やゴルフ場などの芝管理に幅広く活用されています。
アサヒグループは1889年に前身である大阪麦酒会社を大阪の地に設立しました。大阪・関西にゆかりのある企業として、多くのお客さまのご支援でこれまで事業活動を続けています。日本や世界各地からの来場者とアサヒグループとのサステナブルなつながりを通じて、お客さまの“期待を超えるおいしさ、楽しい生活文化の創造”を目指します。