公益財団法人アサヒグループ財団、2023年度学術研究助成対象決定
食・生活および環境にかかわる科学と文化の研究を支援
2023.04.03
お知らせ
アサヒグループジャパン株式会社
公益財団法人アサヒグループ財団(所在地 東京都墨田区、代表理事 加賀美 昇)は、2023年度の学術研究の助成対象を決定しました。
当財団は、2023年4月1日付で公益財団法人アサヒグループ芸術文化財団が公益財団法人アサヒグループ学術振興財団を吸収する吸収合併により発足しました。
アサヒグループ学術振興財団の事業を引き継ぎ、食・生活および環境にかかわる科学と文化の研究の助成支援を行い、この分野における学術研究の発展と、国民の生活文化の向上に寄与していきます。
今回の助成対象となるのは、2023年4月から2024年3月までに研究を実施・推進する個人またはグループです。「食・生活」「環境・サステナビリティ」の2部門で、選考委員会における厳正な審査の上、73件の応募の中から17件を選定しました。助成総額は1,600万円となります。これにより、1985年度から2023年度までの助成件数累計は797件、助成総額累計は約5億7,275万円となります。
【公益財団法人アサヒグループ財団 概要】
名称 | 公益財団法人アサヒグループ財団 |
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代表理事 | 加賀美 昇 |
所在地 | 東京都墨田区吾妻橋1-23-1 |
設立 | 2023年4月1日 *アサヒグループ芸術文化財団(1989年3月設立)と、アサヒグループ学術振興財団(1984年11月)が合併 |
目的 | ・多様な創造力の発露である芸術文化活動を総合的に支援振興することにより、創造的で豊かな市民社会の実現に寄与する ・食、生活、環境及び医療に関わる科学と文化の研究に助成支援を行い、人と社会の未来につながる学術研究の発展と、国民の生活文化の向上に寄与する |
基本財産 | 10億8,719万円 |
食・生活部門(応募件数33件、助成件数8件、助成金額700万円)
申請者 | 所属 | 役職 | 研究テーマ |
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飯島 一智 | 横浜国立大学 | 准教授 | タンパク質アレルギー性評価システムの開発に向けた腸管-抗原提示細胞共培養モデルの構築 |
押鐘 浩之 | 大阪大学 | 特任准教(常勤) | 味覚受容体タンパク質の味覚センサーへの実装 |
筒井 歩 | 信州大学 | 助教 | 食品中のポリアミンから誘導されるテトラヒドロピリミジン化合物の機能性に関する研究 |
松居 翔 | 京都大学 | 助教 | 新規の飲酒欲求抑制法の開発 |
松島 良 | 岡山大学 | 准教授 | 澱粉粒の形に注目した選抜法による新しい澱粉特性を持つオオムギの開発 |
三谷 塁一 | 信州大学 | 助教 | 異所性脂肪の蓄積を軽減する食品由来成分の探索 |
宮腰 昌利 | 筑波大学 | 准教授 | アミノ酸とペプチドによる腸内細菌科細菌の窒素飢餓応答と中心代謝経路の制御 |
陽川 憲 | 北見工業大学 | 准教授 | 腺鱗内の二次代謝物の組成・量を左右する根の非生物学的ストレス応答 |