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強炭酸水を飲むことで、
食生活はどう変わる?

食生活行動や
身体測定値、
血液検査値に
与える影響を検証

日本では、食事など生活習慣の欧米化に伴い、肥満症や糖尿病(ダイアベティス)、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病が増加しています。生活習慣病の原因には、運動不足や食べ過ぎ、過度の飲酒など生活習慣のほか、遺伝的要因などが関係しているとされています。予防のためには、栄養バランスのとれた適切な量と質の食事を1日3食規則正しく食べることや、節度ある適切な飲酒を心がけることなどが推奨されています。

エネルギーを含まない強炭酸水は、満腹感や爽快感が得られることから、近年、食べ過ぎや過度の飲酒を軽減し、食習慣や飲酒習慣の適正化に役立つ可能性があることが報告されています。

そこでアサヒ飲料では、健常な日本人の成人男女を対象に、強炭酸水を継続して飲むことが、食生活行動や身体計測値、血液検査値にどのような影響を与えるのかを調査しました。

Report

強炭酸水を継続して飲むと
間食回数と飲酒量が
有意に減少

今回の調査では、同意を得られた57名の研究対象の候補者にスクリーニングを兼ねた0週検査を実施。その中から研究責任者である医師が適切と判断した成人男女46名を被験者としました。被験者には、強炭酸水または水を12週間飲んでもらい、4週間ごとにさまざまな検査を実施し、それぞれの項目を評価しました。

その結果、強炭酸水を飲んだ場合、以下の項目で食生活行動や身体計測値、血液検査値が向上することが明らかになりました。

まず、強炭酸水を飲んだグループは、水を飲んだグループと比較して、間食回数および飲酒量に有意な減少が認められました。

強炭酸水を飲んだグループは、水を飲んだグループと比較して、間食回数と飲酒量が有意に減少しました。
Report

強炭酸水を継続して飲むと
炭水化物の摂取量が
減少傾向に

強炭酸水を飲んだグループは、水を飲んだグループと比較して、食事および間食からの炭水化物の摂取量に減少傾向が認められました。

強炭酸水を飲んだグループは、水を飲んだグループと比較して、食事と間食からの炭水化物の摂取量に減少傾向が見られました。

また、強炭酸水を飲んだグループでは、飲み始める前と比較して、摂取したエネルギー量と炭水化物の量が、有意に減少していることがわかりました。

Report

強炭酸水を継続して飲むと
体重とBMIが有意に減少

BMIは[体重(kg)]÷[身長(m)の2乗]で算出され、肥満や低体重(やせ)の判定などに用いられています。強炭酸水を飲んだグループは、水を飲んだグループと比較して、体重とBMIが有意に減少することが認められました。

強炭酸水を飲んだグループは、水を飲んだグループと比較して、体重とBMIが有意に減少しました。
Report

強炭酸水を継続して飲むと
肝機能の数値(ALT・AST)が有意に減少し、
中性脂肪も減少傾向に

ALTとASTは、「肝臓の健康状態を示す重要な指標」であり、生活習慣(食事、飲酒、運動)と密接に関係し、肝臓の細胞が壊れると増加します。強炭酸水を飲んだグループは、水を飲んだグループと比較して、ALTとASTが有意に減少することがわかりました。
また、 強炭酸水を飲んだグループは、水を飲んだグループと比較して、中性脂肪の減少傾向が認められました。

強炭酸水を飲んだグループは、水を飲んだグループと比較して、ALTとASTが有意に減少しました。また、中性脂肪にも減少傾向が見られました。
Report

強炭酸水を継続して飲むと
食べ過ぎや過度の飲酒を
防ぎ、
健診指標の向上に
つながる可能性がある

日常生活に強炭酸水を取り入れることで、食べ過ぎや過度の飲酒といった食習慣や飲酒習慣が無理なく改善できることがわかりました。その結果、肥満やメタボリックシンドロームなどを判定する健診指標の向上につながる可能性が示唆されました 。

なお、今回の研究は、食べ過ぎや過度の飲酒の傾向がある被験者が少なく、被験者ごとの個人差も大きかったため、統計上、十分な結果を得るには限界がありました。今後、さまざまな背景を持つ、より多くの人からデータを収集し検証することで、強炭酸水がもたらす健康効果がさらに明確になることが期待されます。

Summary

実験概要

  • 参加被験者:同意を取得した研究対象者候補57名にスクリーニング兼0週検査を実施し、研究責任者(医師)が適切と判断した次の①~⑥のすべてに該当する46名
    ① 20歳以上65歳未満の男女
    ② 健常者で何らかの治療を受けていないもの
    ③ BMIが23.0kg/㎡以上、30.0kg/㎡未満のもの
    ④ 無糖炭酸水の飲用が週500ml以下のもの
    ⑤ 間食または夜食、有糖飲料摂取の習慣(週2回以上)があるもの
    ⑥ 飲酒習慣(週1回以上)があるもの
  • 試験食品は、二酸化炭素を4.3±0.1g含有した強炭酸水を被験食品とし、二酸化炭素を含まない水をプラセボとして使用(2群並行群間 オープン比較試験)
  • 試験食品の摂取期間は12週間とし、1日500mlを摂取
  • 試験食品の摂取前および摂取開始から4週、8週、12週時に、それぞれ1週間分の全飲食状況を食事記録に記載
    食事記録は、栄養価計算ヘルシーメーカープロ501(株式会社マッシュルームソフト)を使用して栄養価算出を実施
    各時点の熱量および三大栄養素を評価
  • 試験食品の摂取開始2週間前から摂取開始12週間後まで、間食回数および飲酒量について毎日アンケート調査を実施
    アンケート調査はWEB生活日誌を用いてオンライン上でリアルタイムに回答
    間食回数は朝食、昼食、夕食以外に何らかの食品を摂取した回数、飲酒量は純アルコール量に換算した数値を用い、各期間1週間あたりの平均値を評価

調査項目と実施時期

調査項目と実施時期
被験者に強炭酸水または水を12週間継続して飲んでもらい、さまざまな調査を実施しました。

調査項目の内容

調査項目の内容 背景調査 性別、生年月日、喫煙習慣、飲酒習慣、有糖飲料摂取習慣、既往歴、手術歴、自他覚症状、アレルギー、医薬品/健康食品摂取状況、選択/除外基準に該当項目 理学/循環器検査 身長(初回のみ)、体重、BMI、血圧、脈拍数 血液生化学検査 TG、T-Cho、LDL-Cho、HDL-Cho、PL、GI、NGSP、AST、γ-GTP、ALP、LDH、T-Bill、TP、ALB、UA、BUN、CRE、Na、Cl、K、Ca、Mg、Fe 血液学検査 WBC、RBC、Hb、Ht、PLT、MCV、MCH、MCHC 尿検査 糖定性、蛋白定性、ウロビリノーゲン定性、ピルビン定性、ケトン体定性、潜血反応、比重、pH、沈潜(蛋白陽性の場合) 診察/問診 自覚症状確認、試験食品摂取状況確認、各記録確認 生活日誌 試験食品摂取状況、医薬品/健康食品摂取状況、自他覚症状、間食回数、 飲酒量 食事記録 全飲料記録 【算出値】熱量、三大栄養素(タンパク質、炭水化物、脂質)食事(朝昼晩)とそれ以外(間食/夜食/嗜好飲料など)を分けて算出
被験者に多岐にわたる調査を実施し、検証しました。

出典:橋本ら(2026)Randomized trial of carbonated water consumption on snacking behavior, alcohol intake, and health indices in healthy Japanese adults. Scientific Reports. https://doi.org/10.1038/s41598-026-51479-x

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